「住みながらのリフォームはできるの?」
住まいのリフォームを行う際にこのような疑問を持つ方も多いでしょう。
実際に住みながらのリフォームは十分可能です。
【住みながらリフォームするメリット】
①コスト削減ができる
②防犯対策になる
③業者と円滑なコミュニケーションがとれる
【住みながらリフォームするデメリット】
①生活費が増える可能性がある
②ホコリやハウスダストと騒音の対策が要る
③業者の出入りが気になる
この記事では、住みながらリフォームをするときのメリットとデメリットを解説します。
最後まで読むと、住みながらリフォームするのに不向きなケースもわかります。
ぜひ、参考にしてみてください。
住みながらリフォームする3つのメリット
引っ越しをせず、住みながら自宅のリフォーム工事を行う場合、以下のような3つのメリットがあります。
①コスト削減ができる
②防犯対策になる
③業者と円滑なコミュニケーションがとれる
具体的に説明していきます。
①コスト削減ができる
住みながらリフォームする場合は、一時的な仮住まいやウィークリーマンションにかかる家賃、および移動のための引っ越し費用が不要です。
リフォームの全体的な費用を減少させることができます。
さらに、一時住居を探し、移動する手間が省ける点も大きなメリットです。
②防犯対策になる
住みながらリフォームを行うと、家を長期間空けることがないため、防犯上で役立ちます。
ただし、リフォーム中は、職人や業者の関係者が頻繁に出入りするため、不審者が作業服を着ていても疑われにくい状況が生じる場合があります。
このような隙を狙った空き巣のリスクに注意が必要です。
特に、窓のリフォームをしている際には、施工中に鍵をかけることができないため、窓から侵入してくる空き巣も少なくありません。
工事期間中に在宅している場合は、日常的に戸締りを徹底することで、空き巣に入られるリスクを大幅に低減できます。
③業者と円滑なコミュニケーションがとれる
住みながらリフォームを行うと、業者や職人が工事で近くにいるため、コミュニケーションが取りやすくなります。
工事進行中に「追加でこの部分も直してほしい」といった要望を直接伝えることが可能です。
施工中に問題が生じた場合でも、すぐに情報の提供ができ、迅速な対応が可能となるため解決がスムーズに進みます。
住みながらリフォームする3つのデメリット
住みながらリフォームする際にはメリットがある一方で、下記のようなデメリットもあります。
①生活費が増える可能性がある
②ホコリやハウスダストと騒音の対策が要る
③業者の出入りが気になる
3つのデメリットを知っておくことは、実際に住みながらリフォームをするときの検討材料となります。
①生活費が増える可能性がある
リフォーム中に水回りが使えなくなると、通常よりも生活費が増える場合があります。
たとえば、キッチンが使えないと、料理ができず外食やデリバリーに頼ることになるため、自炊に比べて食費がかかります。
また、お風呂が利用できないときは、銭湯の利用料金や交通費が必要です。
住みながらリフォームを行う際は、普段よりも多めの生活費を用意しておくと良いでしょう。
②ホコリやハウスダストと騒音対策が必要になる
リフォーム工事中は、壁や床の解体、資材の切断によって大量のホコリやハウスダストが発生し、騒音や振動も伴います。
日中に仕事で家を空けている場合は、気にならないかもしれません。
しかし、在宅勤務などで日中に自宅にいる方は、ホコリや騒音が大きなストレスとなる可能性があります。
こまめに掃除を行い、ホコリやハウスダストを取り除いたり、騒音に対しては耳栓をするなどの対策が必要です。
③業者の出入りが気になる
リフォーム工事期間中の業者の頻繁な出入りがストレスとなることもあります。
家族以外が家に居ることに気疲れをしてしまう方は、特に注意が必要です。
他人の存在が家でリラックスしにくい要因となり、積み重なって精神的な負担を増やしてしまうかもしれません。
業者がリフォーム工事で家に入ることは避けられないので、気になる方は一時的な仮住まいを検討することが一つの解決策となります。
住みながらリフォームするのに不向きなケースとは?
住みながらリフォームを行うと、いつもと違う環境に置かれるため、一部の方にとっては大きなストレスとなる場合があります。
ストレスを感じやすい方には、仮住まいを検討しましょう。
一時的な引っ越しに費用はかかりますが、リフォーム期間中も快適に過ごせます。
以下の3つのケースは、住みながらのリフォームは不向きです。
・大規模な水回り工事をする
・リフォーム中の騒音と振動が気になる
・アレルギー症状が出る
詳しく説明します。
大規模な水回り工事をする
水回り工事が大規模になる場合、浴室やキッチンが長期間利用できなくなる場合があります。
このようなケースでは、仮住まいを用意するのが最適な対策となります。
たとえば、トイレが長時間使えない場合、業者が簡易トイレを設置してくれることもありますが不便を感じる方もいるでしょう。
夏の暑い季節に浴室が使えないケースもかなり困ります。
大規模な水回り工事となるケースは、トイレや浴室、キッチンなどの水回りを同時にリフォームするときです。
床の張替えやキッチンのレイアウト変更など、設備以外の改修も大掛かりな工事となることがあります。
ただし、便器の交換のみなどの部分的なリフォームの場合は、工期が短いため、住みながらのリフォームが可能です。
リフォーム中の騒音と振動が気になる
騒音や振動に敏感な方は、住みながらのリフォームはおすすめできません。
たとえば、在宅で働いている方は、工事の騒音によって仕事の集中力が低下し、生産性が損なわれる可能性があります。
昼間に睡眠を取る必要がある夜勤の方も、工事の音で寝れないこともあるでしょう。
リフォーム工事中は騒音や振動は避けられないため、「日中に仕事で外出することが多い」「少々の騒音があっても気にならない」という方でなければ、リフォーム工事期間は一時的に仮住まいを検討した方がストレスを溜めずに済みます。
アレルギー症状が出る
住みながらのリフォーム工事は、ハウスダストやホコリが室内に大量に発生します。
ハウスダストやホコリの粒子を吸いこむと、身体は異物として反応し排出しようと、くしゃみや鼻水、咳、目の痒み、皮膚の炎症などの症状を引き起こします。
最悪の場合、気管支が腫れて呼吸困難に陥る危険も否定できません。
アレルギー症状が心配な方は、リフォーム工事中だけ仮住まいを用意し、一時的に生活の場を移せば健康リスクを避けられるため安心です。
まとめ
この記事では、住みながらリフォームをするときのメリットとデメリットを解説しました。
【住みながらリフォームするメリット】
①コスト削減ができる
②防犯対策になる
③業者と円滑なコミュニケーションがとれる
【住みながらリフォームするデメリット】
①生活費が増える可能性がある
②ホコリやハウスダストと騒音の対策が要る
③業者の出入りが気になる
住みながらリフォームを行うと、仮住まいへの引っ越しの費用や手間を節約でき、同時に防犯対策も可能です。
また、工事の進行状況を直接把握することができ、家のリフォームの様子も楽しめます。
ただし、住みながらのリフォームにはデメリットも存在し、場合によっては一時的な引っ越しを検討する必要があります。
特に工事施工の内容によっては、住みながらのリフォームが困難なケースも。
リフォーム工事中に住みながら生活を続けるか、仮住まいに一時的に移るかについては、プロの業者に相談してみるのがおすすめです。
最適な解決策を提案してくれるでしょう。